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イノチノツカイカタ第3部《青年編》第02話「パンドラ」

第1話から読んでない方はホームからどうぞ。


 危なかった。

 ホントに身に危険を感じた。

 僕は、その会社を逃げるように辞めていた。

(やりすぎたかな?… 悪人…)

 まぁ悪人といっても、全通念では悪人でも、僕の中では{これは悪人って呼ばれてるけど、ホントは善人だよ}って思ってる悪人だった。

 選んだ会社もスパルタ営業、いわゆるブラック会社だったので、悪人をやるのにも好都合だった。

 でもチョット、度が過ぎたようだ。

(でもまぁ、いい経験になったかな? でもまさか、あんなことになるとはな…)

 僕は就職活動中でヒマなこともあって、今日こそはおじいさんとチャンと話そうと決め、下の川へ会いに行った。

「おじいさん、久しぶりに話しをしようよ。僕の結果報告に{ふむふむ}とかじゃなくてさ。また最近おじいさん、何も教えてくれないし…」

「ふむ、しかし教えると言ってものぉ…」

 おじいさんが白髭を撫でながら喋ってる途中で、僕がさえぎった。

「知ってるよ。僕の中に答えがあるって言いたいんでしょ?」

 返ってくる言葉がわかってる僕は辟易していた。

「教えがあるとすれば、それはお主が触れるモノすべてが教えじゃよ」

「触れるモノすべてが教えって言ったってさぁ…」

 駄々をこねる僕を、今度はおじいさんがさえぎってきた。

「お主が自分で{つくること}。それをワシがつくったらイカンじゃろぉて?」

「いや、そりゃそうだけどさぁ…」

(確かにそうだよな… でもなんか面白くないな)

「フォッ、ホッ、ホッ、まぁよいじゃろ。まとめてみるかのぉ、青年」

(よしきた。そうこなくっちゃ)

**********

「では、以前の善人をやった会社と、今回の悪人をやった会社を通してみると、どうじゃったかのぉ?」

「まぁ通してやったことってのは、まず知ってることを試してみて、それがどうなったかを見て、また考えて試してって… そんな実験みたいなことばっかりしてたかな?」

「例えば?」

「その人のAさんBさんを見たり、社長や所長みたいなリーダーが、どんなキビ団子を配ってて、部下が本当に欲しがってるキビ団子は何なのか?…とかだね」

「それで気付いたことはあるかのぉ」

「反応の度合だよね」

「ほぉ、反応の度合とな」

 おじいさんが僕を乗せてきた。

 僕に興味を示すっていう、たまに使うやり方だ。

「うん、特に3つの常が異常に反応してる人が結構いたんだよ。最初は、{やけにプライドが高い人だなぁ}って思ってたんだけど、なんとなくわかってきたよ」

「ふむ」

「一般的に言われてるプライドの高さって、自尊心や誇りの度合のことなんだろうって思ってたんだけど、違ったみたい」

「ほぉ」

「その人の自尊心が傷ついていたり、欠落しているから、それを埋め合わせるために異常なまでに反応してたっていうことみたいなんだよね」

「ふむ」

「それで僕が正義やヒーローとかに{こだわる}のは、僕にも自尊心の傷つきっていうか、欠落っていうか、満たされていない部分があるからなんだっていうことがわかったんだよ」

「ふむ、そうか」

「ボンヤリとならわかってはいたんだけど、最近ハッキリしてきたよ」

「ふむつまりじゃ、自尊心が満たされていない部分の大きさや深さ… 人は、それに反応して{こだわる}のじゃな?」

「うん、そう」

「それを全通念ではプライドが高い… と言っておるのじゃな?」

「うん、そうそう」

 ホントに上手だ。

 こういったときのおじいさんは、僕を一切否定せず、僕が気づいていない事でも、あたかも僕がそう言いたかったかのように話しながら巧みに質問してくる。

「ふむ、自尊心、プライド、そして反応か… そしてお主も… ということか。ふむ」

「うん、そうみたいだね。僕もただ反応してただけだったよ。僕の場合は、正義とヒーローだったけど、たまにルサンチマンみたいになってる人もいたよね」

「ふむ、それでお主の反応の原因は、なんじゃったのじゃな?」

「おじいさんも知ってると思うけど、{お母さん}だよ」

「お母さん?」

「うん。ほら、僕、物心ついたときからお母さんを知らないでしょ。それだったよね」

「ふむ」

「お母さんがいないことで、僕は自分が不幸だとは感じたことはなかったんだけど、僕の自尊心は、僕の知らないところでは満たされていなかった… 俗にいう、顕在表層レベルでそう思ってても、潜在深層レベルでは違ってたよね」

「ふむ」

「僕は、その部分で反応してたんだよ。んで、それがわかると、幸、不幸と、自尊心が満たされているのか、いないのかっていうのは、チョット違う問題だってことに気づいたんだよね」

「その違いとは、なんじゃな?」

「幸、不幸は比較の世界だよ。自尊心ってのは比較の世界じゃないよ」

「ほぉ、お主… ふむふむ」

 おじいさんが感心して頷いてる。

 そして、僕の中の何かを察したおじいさんが、{さてと、始めるかのぉ!}という気を漂わせてきた。

**********

「その度合いの違いを知るキッカケは、なんじゃったのかのぉ?」

「最初の会社で各営業所が集まって新年会をやったときのことなんだけど、よその営業所に、未婚で50代後半の{お局様}がいて、転勤で赴任してきたばかりの40歳くらいの主任がうっかり{結婚しないの?}って聞いちゃってね。」

「ほう」

「一瞬、場の空気がカチコチに凍って、うちの所長が{バカ、パンドラの箱を開けやがった。知らんぞ}って小声で言った直後、そのお局様が喚き散らすわ、泣き出すわでテンヤワンヤだったよ」

「ふむ、それが探るキッカケじゃったのか。なかなか面白いのぉ」

「うん、なかなか度が過ぎる反応だったよ。アハハ」

「フォッ、ホッ、ホッ」

「ではスパルタ会社では、どんなことがあったのじゃな?」

「最初は思惑通りで楽しかったよ。とりあえず僕が、上位の成績を取り始めてから本格的にスタートしたんだけど、みんなに嫌われるのに、そんなに時間も手間もかからなかったよ」

「何をやったのじゃな?」

「何をやったかっていうと、簡単に言えば、全通念では悪人、でも僕の中では善人っていうことだよ。過程重視か結果重視かで、僕は過程を無視したんだよ。それだけ」

「善人は過程重視で、悪人は結果重視か… うむ、面白い。例えば?」

「まぁ、遅刻とか提出物とかをいい加減にやるのはもちろんだけど、{逃げ道を用意しない}って方法が効果覿面だったかな」

「ふむ」

「僕の方がみんなよりも態度が悪かったし、成績もまずまず良かったから、なおさらだったよ。スパルタ会社は、成績が一番の評価だからね」

「ふむ」

「だから〖僕vsみんな〗っいうて構図が出来上がって、みんなが僕を負かそう思って頑張った結果、所内の成績がグンと伸びたよ。一番の嫌われ者になっちゃったけどね。アハハ」

「ふむ、どんな風に逃げ道を塞いだのじゃな?」

「逃げ道? ん~いろいろあるけどねぇ… 例えばあるとき、事務員やってる女性の社員が僕にキレて、{あなたには、愛っていうものがないんですかッ!}って、涙目で怒鳴ってきたから、{愛って何? 愛の定義のひとつに、すべてを受け入れて許すってことがあるだろ? 今、僕に愛がないって怒鳴ってるけど、それ自体は愛なのかよ。えッ? どうなんだよ?}とかね…ヘヘッ」

「う~む、お主と仕事をしていなくて、ホッとするのぉ」

「アハハハハ、僕の方こそ、絶対におじいさんとは仕事したくないよ」

「フォッ、ホッ、ホッ」

「アハハハ」

 笑い声が響きあう中、僕は思い出したようにおじいさんに話しかけた。

 あの恐ろしい話を…

**********

「あッそうそう! ビックリしたことがあったんだよ」

「どうしたのじゃな?」

「あのね、おじいさん、スパルタ会社を辞める少し前のことなんだけど、背筋が凍るっていうか、こんなに人って恐ろしいんだって思うようなことがあったんだよ」

「人が恐ろしいじゃと?」

「うん、集団心理とか社会心理は、少しカジったんだけど、まさかね…」

「話してごらん」

「うん」

 僕は、辞める半年くらい前のことから話し出した。

「まぁ嫌われモノになってから随分経って、少しマンネリ化っていうか飽きてきたんだよ。だから、みんなのポジションを脅かす悪人を試してみようって思って実行したんだよね」

「ふむ」

「そうしたら、それまで優しくておとなしい女性の事務員さんまでもが、僕のことを嫌いだしたんだよ」

「ふむ」

「みんなからもその事務員さんは、{マジメ、純粋、優しい、怒ったとこを見たことがない}って評価だったんだよ。僕も実際にそう思ってたよ、{いい子だな}ってね」

「ふむ」

「最初、その子以外の人は、僕に対しては{仕事で必要な話以外は無視}ってな感じだったけど、僕が嫌われるにしたがって、だんだんとエスカレートしていったんだよ」

「ふむ」

「初めは、僕の日報や営業車のカギを隠したりって可愛いもんだったけど、次第に仕事に影響の出る重要連絡の取次ぎとかをね」

「ふむ」

「もう、みんなの眼つきが冷酷そのものに変わってて怖かったよ。そしてあろうことか、僕が{いい子だな}って思ってたその子も僕に対してやり始めたんだよ、恐ろしいことを…」

「ふむ、エスカレートか…」

「そのとき思ったのは、これが集団極性化なのか?…ってことと、監獄実験を思い出したよ。そんなことないだろって、タカをくくってたんだけど…」

「ふ~む、興味深いのぉ」

「でもホント、まさかのまさかだったよ」

「でもそれは、お主が考える善人や悪人をやったからそうなったのかのぉ?」

「いや、それは関係ないと思うよ」

「ふむ、すると?」

「どんな集団でも、条件とか思想があれば起こりうるよね。引きずり込まれて感覚がマヒするのか、タガが外れて本性がムキ出しになるのかはわからないけどさ」

「ふむ、ではお主はなぜ、引きずり込まれなかったのじゃな?」

「引きずり込まれてたよ。でも{知ってた}からね。なんとか出てこれたよ。でもね、あの子があんなことしなけりゃ、そのままずっと引きずり込まれ続けてたかもしれないって思うと、ゾッとするよ」

「ふむ、そうか、知っておったということか…」

「うん」

(でもホント、あの子が僕の給料を操作して… いまだに信じらんないよな…)

 僕はそのときの、あの子の冷淡な表情を思い出して身震いした。

「それが、お主が会社から逃げるように辞めた原因… か…」

「…うん」

 そう、僕が辞めた最大の原因、それは、

{コントロールできない状態}

 そのこと自体に恐怖したからだった。

**********

「ねぇおじいさん。集団がアノ状態になったときって、どうすればいいの?」

「それは、お主が考えることじゃよ」

(自分がわかんないから、そう言って僕に振ってんじゃないだろうな? んでも社会的証明や返報性やらなんやらあるけど、人が動く動かないってのは、これもそのひとつなんだろなぁ…)

 僕は、手元にあった小石を2、3個、けだるい感じで投げ込みながら、

「お局様のときは僕じゃなかったけど、スパルタ会社のときは、僕がみんなの、そしてあの子のパンドラの箱を開けちゃったのかなぁ?」

 と、話を変えようと川面に広がっていく輪を眼で追った。

「パンドラの箱か… お主、パンドラの箱のことは知っておるのかのぉ?」

「うん、何となくね。開けちゃならない箱を開けたら、怒り、悲しみ、憎悪、病魔みたいなのが飛び出したから、慌てて閉めたら希望だけが残ったってヤツでしょ?。諸説あるみたいだけどね。希望じゃなくて、予知だとかね。あと、箱じゃなくて壺だとかは、そんなのどっちだっていいだろって思うけどね、アハハ」

「ふむ、ではお主は、その希望をどう考えておるのじゃな?」

「希望っていうのは、いい意味で考えれば、飛び出した悪いモノを凌駕するから人類は救われるっていうことなんだろうけど、悪い意味で考えたら、所詮、希望っていうのは人間の欲なんだから、飛び出してきた悪いモノと、実はそんなに変わんないってことかな?」

「ふむ、お主はどっちが良いのじゃな?」

「希望?… それならいい意味で捉えていく方が僕には合ってるね」

「ふむそうか。では予知はどうじゃな?」

「みんな未来を見たがっているから、もし実際にすべてを予知できるようになったら大喜びするだろうね。予知できた最初はね」

「最初とは?」

「うん、喜ぶのは予知できた最初だけ。だってそうでしょ。どんなにあがいても、未来はその通りになるんだからさ。そしたら襲ってくるのは、無気力とか諦めの{絶望}だけだよ。まぁ、比較の世界での絶望だけどね」

「ふむ、だいぶ進んでおるようじゃのぉ、青年」

「なに言ってんのおじいさん、まったく進んでなんかないよ、トホホだよ」

 実際その通りだった。

 僕の{戸惑い}は宙ぶらりん状態で、手掛かりはゼロだった。

(スパルタ会社の人たちは、今の僕の状況を見れば、さぞかし笑うんだろうなぁ)

 そう思うと、頭の中に浮かんでくるモノが見えた。

 

 僕の今の状態を聞いたヤツが、ほくそ笑んでる顔が見える…

 僕の今の状態を見たヤツが、口の端で笑っているのが見える…

 ホレ見たことか…

 ざまぁみろ…と

 

(でも、3つの常が作り出すモノってのは、そうなんだよな。人は、自分の嫌いなヤツが困ると喜ぶ}ってのがあるもんな… しょうがねぇや。逆に{人は、自分の嫌いなヤツが喜ぶと不機嫌になる}ってのは、僕が頻繁に使ってたからな… なおさらしょうがねぇやな。フッ)

 そんなことを考えながら腑抜けた顔をしていると、

「ほれほれ、そんなにクルクルと頭の中を変えておったら、脳ミソが熱くなってしまうぞ」

 おじいさんが、僕の脳ミソに待ったをかけてくれた。

「そうだね。ハハッ」

 フッ… と我に返った僕は、おじいさんの眼を見て微笑んだあと、周りの景色をボンヤリと眺め、少しだけ温度の上がっていた脳ミソをクールダウンさせていった。

**********

 しばらくすると、おじいさんが思い出したようにつぶやいた。

「しかし青年、お主が、愛の定義か… フォッ、ホッ、ホッ、相変わらずじゃのぉ」

(・・・・)

「え~ッ、またからかうの~? それだったら脳ミソが熱くなった方がいいよぉ」

「フォッ、ホッ、ホッ」

「アハハハハ」

「まぁよい、まぁよい。でもお主の言った愛の定義のひとつ、{すべてを受け入れて許す}とはなんじゃな?。軽くでよい、脳ミソが熱くならん程度でじゃ」

(脳ミソが熱くならない程度でか… それなら)

「すべてを受け入れるってのは、それでいいんだけど、許すっていうのは全通念にあるから使っただけだよ」

「ふむ、ではお主にとって、愛は許すことではないのじゃな?」

「うん、そうだよ。だって前提があるでしょ、許すってことに」

「その前提とはなんじゃな?」

「許すの前提は、まずそれは{いけない事・悪いこと}っていう思いがあるからなんだよ。つまり、{いけない事・悪いことだと思っている}、その出発点、それ自体が愛じゃないよ」

「ふむ」

「人を許すだとか、自分を許すだとか、それは比較の世界だよ。全部受け入れろって話だよ。僕は、愛は比較の世界には存在しないって思ってるよ」

「ほぉお主、愛を… 逃げ口上付きで語る… か…」

(・・・・)

「いやだからさぁ、いい加減やめてよおじいさん、もうッ!」

「フォッ、ホッ、ホッ、すまん、すまん」

(このおじいさんってホント、突っ込むのも、からかうのも上手だよな、クソッ)

 僕は、なんとかこの場を切り抜けようとして話を続けた。

「でもこんなことって、日常よくあることだよね?」

「前提のことか? 例えば?」

「ん~とねぇ、例えば{幸せになって欲しい}って言葉もそうだよね。だってその前提が、{今その人は幸せではない。あるいは不幸である}ってのがあるんだから」

「ふむ」

「決めつけんなっつうの。もし言うなら{今より、もっと幸せになって欲しい}って、そんくらい言えっつうの」

「…キビしいのぉ、お主」

 おじいさんが、口をへの字に曲げた笑顔で答えてきた。

「別に厳しくなんかないよ。前にも言った{かわいそう}と同じだよ。やっぱり僕は、偽善ってやつが嫌いなんだよね。それだけだよ」

「ふむ、嫌いか… ほかにもあるじゃろぉ? お主の嫌い」

「うん、あのカメさんみたいに企てるヤツ。あと、虎の威を借る狐かな?」

「ふむ、偽善、カメ、狐か… それを知らずにやっておってもかのぉ?」

「うん、そうだよ。それを知っててやってるなら腹黒い。知らないフリをしてたら卑怯者。んで、知らずにやってたら、単なるおバカか下衆なヤツ。って思ってるよ」

「ふむ、そうか」

(でも結局、僕の嫌いも3つの常なんだよなぁ… どうしようコレ…)

 そう考えながら、僕は{戸惑い}のことを思い出していた。

(この{戸惑い}がわかったら、偽善者が嫌いってのが無くなんのかな? ケンゾー兄ちゃんだったら、僕になんて言うのかな? あッ、でも兄ちゃんも眼が見えないから、それで耳とか頭脳とかが凄かったのかな? んでもそれは、本来既に人間に刻まれているモノだとしたら…)

 そうやって、流されないように泳いでる小さな魚たちを眺めていると、

(この魚たちって、流されないように逆らって泳いでいるけど、先へ進むも流されるも自在なんだよな… 知らないうちに僕は、しょうちゅう流されてる。さしずめ僕の場合は、ネズミが回し車に乗ってカラカラと漕いでいるけど、ずっとカゴの中… 回し車を降りてもカゴの中… そんな感じだよな?… なにやってんだろうな僕…)

 そんなことを考えていると、焦燥感を打ち消すように、虚無感が忍び寄ってきた。

「よいよい。お主は進んでおらんと言うが、チャンと進んでおるぞ。安心せい」

 おじいさんが、子守歌を歌うようにつぶやいた。

「そうかなぁ? そうだといいんだけど…」

「案ずるな青年、逃げずにシッカリと見据えておれ。さすれば、もうじきじゃよ」

(もうじき?)

 そう思ったけど、今の僕には質問する気分が失せてしまっていた。

 おじいさんは、どっこいしょ っと立ち上がると、腰をひとつ伸ばして帰っていった。

 最近、毎度の如く、僕を放ったらかし状態にして。

**********

【質問】

オソラク アナタモ{キボウ}ヲ イイイミデ トラエテイクデショウ

ソレナラバ ソレハ キボウデハナク {アイ}デハ ダメナノデスカ?

**********

【青年編《02》パンドラ】おしまい。

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